昨年10月に消費税が10%に引き上げられたと同時に導入された、キャッシュレス決済によるポイント還元が、6月末で終了しました。それと入れ替わり、9月からマイナポイント事業が始まります。この事業は、これまでのキャッシュレス決済の普及に加えて、マイナンバーカードの保有促進を目的とした国の事業です。キャッシュレス決済を通じて獲得できるポイントで、残高チャージや決済額の25%(一人あたり5000円まで)が配布されます。このマイナポイントをもらうにはまず、マイナンバーカードをつくらなければなりません。まずはその、マイナンバーカードについてと、つくり方をご説明します。
マイナンバーカードを作るメリット・デメリットはある?
マイナポイントの登録の前にやるのは、マイナンバーカード取得です。マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードで券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)と本人の顔写真等が表示されます。すでに10万円給付金の時に使ったかたや作った方もいらっしゃるかもしれませんね。このマイナンバーカードを作るうえで、メリット、デメリットについて調べました。
マイナンバーカードをつくるメリット(よいところ)
- 本人確認のための身分証明書として利用できます。
免許証と同じように本人確認で利用できます。免許返納されたかたや、免許証を持っていない方には、身分証明書になりますね。 - 各種行政手続きのオンライン申請
マイナポータルへのログイン等自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにも利用できます。 - コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できます。
受け取り時間も、役所の窓口よりも時間が幅広くまた、料金も安く交付できるものがあります。※市区町村によりサービスの内容が異なります。
来年予定の健康保険証としての本格運用開始など、マイナンバーカードの幅広い利用が今後展開されます。
マイナンバーカードをつくるデメリット(わるいところ)
では、デメリットについてですが、カードをつくるだけであれば問題ないと思います。ただ、盗難にあったり紛失してしまったりすると、個人情報が流出してしまうので、マイナンバーカード機能停止の手続きをしてください。個人番号カードコールセンターへ連絡します。
そして、警察に遺失届を出して受理番号を控えてください。その後、お住まいの市区町村へ届け出をしてマイナンバーカードの再発行の手続きをします。
マイナンバーカードのつくり方
住民票の住所に個人番号通知カードと個人番号カード交付申請書が届いています。通知カードは、保険証サイズの薄い紙のカードです。その下に交付申請書がついています。その申請書をつかうのですが、
1)申請書がない方
①パソコンから書類をダウンロードして手書きで記入し、写真を張り付けて申請できます。
②また、身分証明書をもって、市区町村窓口で交付申請書を再発行してもらいます。
2)申請書が手元にある方
①スマートフォン(自撮り等の顔写真データを用意)
申請書にあるQRコードを読み取ると申請画面が出てくるので、順に入力して申請します。
②パソコン(自撮り等の顔写真データを用意)
個人番号カードのオンライン申請サイト
③郵便(6か月以内に撮った証明写真を用意)
④証明用写真機(対応している証明用写真機で撮った写真で申請できる)
の4つの方法から申請できます。
実際に申請してみて気づいたこと
私は、①スマートフォンで申請しました。交付申請書にQRコードがあるので、そちらからアクセスすると、23桁の申請書ID が自動で入力されるので間違えもなく、また写真も自撮りデータを使えるので便利でした。顔写真のチェックポイントがあるので、こちらから確認して撮影してください。
申請から約1か月後に「交付通知書」が届きますが、この時期申請する人が多いのでもう少し時間がかかるかもしれません。「交付通知書」が届きましたら、書類に記載されている持ち物をもって指定の場所に取りに行きます。交付窓口で暗証番号を設定するので、事前に決めておくと良いと思います。
以上、マイナポイントをもらうためのマイナンバーカードはどうやってもらうの?カードを作るうえで良いことと悪いことってある?でした。
マイナンバーカードに関する詳しいサイトです。
マイナンバーカード総合サイト
申請方法についてのわかりやすい図です。
マイナンバーカードの申請方法(内閣府)
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